現代はPCやスマホ、低俗漫画(こちらは別の弊害がありますので、又の機会で触れます)の読み過ぎ等で眼球の酷使状態が継続する事で発生し得ます。ゲーム障害がその最もたる所以とされ、眼球運動障害の要因にもなります。

引いては、頚肩部の慢性的凝りにも発展、派生する緊張型頭痛にも直結し、対処に時間を要するようになります。

病証的には「肝実」の状態とされ、怒り傾向、食欲亢進、行動過多となり得ます。肝は五官の「目」、六腑の「胆」、五行の「木」を表し、且つ五体の「筋」に相当します。「肝は目に開竅する」との言い伝えから、眼精は肝の虚実を露呈し、五臓全ての気の状態を呈すると言っても過言ではありません。

しかし、眼精疲弊は眼神経を通じて頚肩部の疲弊を著しくもたらし、姿勢悪化を通じて腰痛のトリガーにもなります。先述の「五体の筋」と言われる所以は、過緊張がキーワードにもなっています。更に、眼精疲弊の背景には眼圧亢進の状態が隠れていることも有り、その状態を放置する事で「緑内障」の要因となります。失明にも繋がりかねない為、眼精疲弊は早急な対処を要します。

鍼灸施術では、主として肝に纏わる経絡の対処になります:
「完骨」「翳風」「風池」「大衝」「陰包」「章門」「輒筋」「淵腋」

手少陰系を加味するなら、「少海」「青霊」です。