「気虚」のページでも触れた通りで、原因は過度のストレス及び不眠によります。但し、病証に於ける病症の現れ方が異なります。気が滞った状態を放置すれば、ストレスに対する受任性が弱くなり、益々気が滞りやすくなり、気と共に体内を巡回する血(※本来の「血液」とは意味が異なります)の循環まで悪化します。

当病証は比較的女性に多発する傾向にありますが、男性も罹らないとは言い切れません。「肝実」(後述)に伴う事が多いともされ、結果として「腎虚」にも陥りやすくなります。

当病証に於ける症状の傾向としては、下記の通りです:
怒り傾向 ・情緒不安定 ・側腹膨満感 ・胸部膨満感 ・月経前症候群(女性のみ)

当院では、下記の経穴を使用して当病証からの快復を促します:
・内関(ないかん) ・膻中(だんちゅう) ・労宮(※灸) ・紫宮(しきゅう) ・天泉(てんせん) ・天池(てんち) ・郄門(げきもん) ・孔際(こうさい)

他、「郄門」〜「曲沢」の内、「曲沢」寄りで痛感(圧痛)の出現する部位(円回内M/橈側手根屈M)

当病証では基本的に圧痛が強いとされる為、弱刺激量で施術を行います。充満している気の解放を促す意味合いからも、瀉法とします。