文字通り睡眠中に好発しますが、不適切な運動を行ったり交通事故に巻き込まれたりした場合に、頚椎の関節や靱帯、神経、血管に損傷を来すのも、この症例に挙げられます。「むちうち症関連症候群(WAD)」の中でも割と多いのが、当該症例です。

痛みとしてはかなり鋭利であり、一度寝違いを引き起こすと、数日痛みが続き、可動域制限(ROM制限)は勿論のこと、眩暈感や肩凝り、嘔吐感を併発する場合も有ります。

肩背部の筋組織(胸鎖乳突/斜角/頭板状/小胸/頚板状etc.)や靭帯等に強い衝撃が加わり、初めのうちは損傷もそれ程ではなくても、次第に炎症が拡大していきます。

寝違い(頚椎捻挫)やストレートネックは、鍼灸の得意とする分野の一つでもあります。

主に頚肩部を取り巻く経絡や経Mを意識した施術となります:
「風池」「風府」「大椎」「肩髃」「天宗」「後谿」「曲池」「上廉」「水突」「人迎」「天窓」「気戸」「翳風」

痛みが急峻である事から、揉み解ししたくなる事も考えられますが、当該症例に至っては、揉み解しをする事は、却って頚肩部の筋組織を損傷する危険性がありますので、行わないようにしましょう。